ゲームキャラの名簿帳

遊んだゲームのプレイアブルキャラについて徒然に書き留めていきます。

毛糸のカービィ プラス

 

カービィシリーズながら、お馴染みの”すいこみ”や”コピー能力”といったアクションがない異色の作品です。タイトルに”星の”が付いていないので本編とは異なる、という解釈も可能ですね。

本作のカービィは毛糸の身体に姿が変えられており、

・身体から糸を伸ばしてものに引っ掛ける

・裁縫道具を用いて敵を倒す

・身体ごと別の形に変形して特殊なアクションをする

といったアクションでステージクリアを目指します。

毛糸の世界に迷い込んだカービィが、毛糸の国の王子・フラッフに頼まれる形で、悪の奇術師・アミーボ・アモーレを倒しに旅立つ物語です。

今回私が遊んだのは3DSリメイク版の「毛糸のカービィ プラス」になります。全ステージをクリアしていますが、”おたから”の全回収はできておりません。8割は獲ったと思います。

 

カービィの基本能力

・本作のカービィは身体が毛糸でできているので、敵を吸い込んでも身体をすり抜けてしまいます。同様に、身体に空気を貯めておけないのでホバリングもできません。

・敵も毛糸で出来ているので糸の解れを引っ張って崩したり、敵を丸めて毛玉にして他の敵に投げつけたりすることが基本の戦い方になります。温かみのある可愛いグラフィックなので感覚が麻痺しがちですが、グロテスクな戦闘方法ですよね。

・本作はアクションというよりも、絵本のようなファンシーな世界観を鑑賞することを主眼に置いている節があり、それ故にカービィの体力や残数という概念もないのでゲームオーバーになることがありません。

 

さいほう能力

カービィが裁縫道具を使って戦う能力で、従来のコピー能力に該当します。

【あみぼう】大きな毛玉を自力で作り、敵に向かって一直線に投げつけます。毛玉は他の雑魚敵がいれば作れるものであり、目新しいものでも特別強い訳でもないので地味な能力という印象です。

【ナイロン】トルネイドのように敵やビーズ(本作におけるコイン的な収集アイテム)を巻き込み、空中浮遊しながら進むことができる能力。雑魚敵相手なら陸上・空中問わず無敵であり、移動力も高いので本作最強の能力といって間違いないと思います。どこら辺にナイロンの要素があるのかは謎。

【ハリガネ】ハリガネで出来た剣を振るって戦う、従来のソードに該当する能力です。剣技の種類が多い訳でもないので特に目立った強みはないのですが、全体的にカービィの動きが緩慢な本作においてサクサク敵を倒せるというだけで価値があります。

【ボビン】ボビンって単語自体、小学校の家庭科の授業ぶりに聞いた気がします。ヨーヨーに似た中距離攻撃能力。特に強くも弱くもない。

【マチバリ】クー×カッター/ウィング/スナイパーとった前方三方向攻撃の系譜にある能力。敵や仕掛けに向けて広範囲攻撃ができるので使い勝手はいい方です。

【ボタン】ボムに該当する能力。ボムは前方に多くの雑魚敵が密集している場で連投することで強さを発揮するので、本作の様にアスレチックの突破に重きが置かれている作品では微妙な性能です。

 

メタモル能力

身体を大きく変化させる能力で、例外なく

・ステージの既定の場所に変身アイテムが用意されている

・規定の能力に変化する

・ステージの仕掛け・突破法そのものとなる

という特徴があります。スペシャル能力に近いものがありますね。

個人的にはリズム要素の強いナミノリやバギーが楽しかったです。反対に操作が難しくモタモタしてしまうエスエルや、ホースの扱いがやけにシビアなスプラッシュは使い辛かったです。