ゲームキャラの名簿帳

遊んだゲームのプレイアブルキャラについて徒然に書き留めていきます。

ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…

続いてドラクエⅢ。まずはロト三部作を書き上げてしまおうかな…と思います。この三作は実際に続けてプレイしましたし。

 

 

 

勇者ロト

・後世に名を残した伝説の勇者…かと思いきや、序盤は間違いなくパーティ最弱の漢。ステータスが低い上にLvUpも遅い。セクシーギャル3人に守ってもらう箱入り息子です。一応解釈を試みるなら、勇者とはいえ町人の1人に過ぎない彼と、酒場の名簿に登録されている経験豊富な冒険者たちでは後者に軍配が上がるということでしょうか…?

・物理火力は流石に一定の水準があります。剣ではなく範囲攻撃のムチとブーメランを振り回しているのはあまり勇者らしくありませんが…。

・性格はHPが高く伸びるタフガイにしたのでしぶといです。装備も充実しているので自然と「いい防具を買ってあげなければ」と私自身も思い込んでしまい、結果として”ガチガチに身を固めた金食い虫のザコ”が出来上がりました。

・耐久と引き換えにMPは雀の涙程度なのでメラ/ギラは一切使いません。MPの使い道を挙げるなら低コストのホイミ/ルーラ/リレミトですね。僧侶と魔法使いの負担を少し減らせます。難しい仕事ができないから書類のシュレッダーと書庫整理を指示されている社員の如し。

ダーマ神殿で転職した味方のレベルが1に戻ったので、急にリーダー面をし始めます。成績悪くて留年したのに試験範囲に少し詳しいから偉そうにする先輩の如し。

・他の3人を超越する攻撃力で中盤のボス戦を先導するエースアタッカー…という程では残念ながらありませんが、一応それなりに火力を出せます。威力の高い単体攻撃の武器と、全体攻撃の炎のブーメランを併用するのが吉です。因みに攻撃力は後に戦士さんに追い抜かれることになります。

・攻撃呪文はライデイン/イオラを習得しますが、MPが低いので乱発は憚られます。消費MP30のギガデインなんて恐れ多くて使えるわけがありません。

・そんな彼のMPの90%は戦闘後のベホイミ/ベホマに費やされます。なお、ベホマズンは最大MPの半分以上を要するため戦闘中1回しか使えません。これでいいのか勇者よ。

・散々に扱き下ろしてしまいましたが、高いHPと勇者専用防具による耐久は揺るぎない彼の長所です。まぁ戦士さんと横並び程度ですが…。

・大魔王ゾーマを討った事で勇者ロトの名を得た彼でしたが、その後は行方を眩ましたと語られています。しかし初代主人公が”勇者ロトの子孫”として称えられている事から、何かしらの方法で戸籍管理が為されている事が伺えますね。

・正直、後のシリーズと比較してもパッとしない主人公という評価です。MPや素早さが伸びる職にしていれば器用富豪な性能に成長していたのでしょうか…?


ダイアナ(盗賊→戦士)

ルイーダの酒場で雇用した女盗賊さん。ステータスが高く、アイテムドロップ率が良いと聞いたので採用しました。後に戦士に転職させることを踏まえて、ワンダーウーマンから名前を拝借。

・他を大きく突き放す素早さからムチ技で範囲攻撃。勇者よりも物理アタッカーとしての活躍の機会が多いです。序盤勇者の尊厳の8割は彼女に奪われていました。

・HPも前衛相当にあり、守備力に至っては「素早さの1/2が素の身の守りになる」という奇妙な仕様に従って全職業最大になります。防具もそれなりに豊富なので、勇者を遥かに凌ぐフィジカルタフネスでパーティの最前線を張ることになります。盗賊さん、貴女が勇者です…。

・職業特性で戦闘後ドロップアイテムを自動で回収してくれる”オート盗む”が便利です。フィールド上でも盗賊の鼻/レミラーマで道具の取り残しがないようカバーしてくれるので、盗賊としての本分も全うしてくれます。
ダーマ神殿で戦士に転職。最終的には武闘家の方が強いかもしれませんが、強さより美しさを求めるのがRPGというものです。

・盗賊時代とは方向性が異なりますが、引き続き物理アタッカーとして活躍します。呪文を唱える必要が無いので、"ガンガンいこうぜ"に任せればコマンド入力しなくて済むのが地味に嬉しいですね。

・私はピラミッドにて「地下で黄金の爪を拾う→デスエンカと化したピラミッドから抜け出す→武闘家を使わないので町で黄金の爪を売る→ピラミッドの上階へ向かう→不可避のデスエンカが続く」という致命的なプレミをしてしまったのですが、その際に今後一切金策が不要になるほどゴールドが溜まりました(特に笑い袋が落とすGが多いですね)。戦士の長所の1つは武闘家より装備が充実している事ですが、潤沢な軍資金が前提なのでこのプレミは戦士にとって追い風?だったりします。怪我の功名って奴ですね。

・底なしのHP+盗賊時代に伸ばした守備力+完備された防具で鉄壁の耐久を誇ります。タンクとして常にパーティの最前線に立ち続ける私は彼女を以て、戦士の強さは火力ではなく耐久にあると確信しました。死ぬ心配をしなくていい程頼もしいことはありません。

・MPは転職直後から全く伸びないものの、レミラーマを使う余裕ぐらいはあります。


アリア(僧侶→賢者)

・女僧侶さんはDQⅢの女性キャラでは一番かわいいと思ってます。名前は本当に適当です。

・尖った性能がないので活躍は地味めです。回復は基本的に戦闘後に薬草を使えばいいので、戦闘中ピンチに陥った時だけはホイミ/ベホイミを使ってもらう形になりました。

・意外にも槍が装備できるので最低限の物理火力はあったりします。日本の僧兵が意識されているのでしょうか?その割に帽子と前掛けにデカデカと十字架が書かれていますが。槍術とバギ系/ザキ系も駆使する両刀サブアタッカーとして戦ってもらいました。

・後衛キャラではあるものの、一定水準のHPと防具があるので紙耐久と断ずるのは失礼ですね。サマルトリアの王子ぐらいはあります。

・ビジュアルが女僧侶そっくりなので賢者に転職。明らかに寄せていると思うんですけど、女僧侶→女賢者への転職が公式(もしくは鳥山先生)の見解なんですかね…?

・元祖上級職の賢者は、魔法使いと僧侶の呪文を全て覚える頭一つ抜けた性能です。僧侶の呪文がダブるのがちょっと勿体ないですが…。攻撃呪文を高いMPから放つことができるほか、素の攻撃力も最低限あるのが助かりますね。一応Ⅲの賢者は「両刀行けます!」という触れ込みなので。補助呪文もバイキルト/スクルト/フバーハなどボス戦でも役立つ呪文の目白押し。

・終盤は上級攻撃呪文がより取り見取り。どの敵に何が効くかなんて分からないので、雑魚戦ではAI任せですね。メラゾーマは対ゾーマ/神龍におけるメインウェポンの筈なのですが、補助で精一杯で使う余裕がありませんでした。

・耐久は他のメンバーに比べると劣るものの、最後列にしておけば気になりません。賢者はレベルアップが遅く、ステータスの上昇に遅れがあるのも影響しているかも。

 

セリーナ(魔法使い→盗賊)

・公式絵では老人の男魔法使いが推されていますが、ここはクールな女魔法使いさんに同行して頂きました。男性プレイヤーは美少女の仲間を引き連れることができますが、女性プレイヤーは男性の仲間の多くがオッサンなので少々不平等感がありますね…。まぁ発売当時のプレイヤー層はほぼ男性だったからさほど議論にならなかったのでしょう。

・盗賊への転職を意識して、名前はキャットウーマンから拝借。プレイした頃アメコミにハマっていた事が透けて見えますね。

・魔法使いはメラ/ヒャド/ギラ/イオ系を網羅した呪文のスペシャリストで、ぐんたいガニ系といった防御力の高い相手には大活躍します。力は成長しませんが、裏を返せば武器を買い与える必要がないので財布に優しいと言えます。Lv15以降では中級呪文を次々習得してくれますが、豊富過ぎて全種類使いこなせている気がしません。

・HPも防具も全職業最弱なので彼女に物理攻撃が当たらないことを常に祈るばかり。当然、道中で死んだ回数はパーティ最多。因みに2番目は勇者くん。

・早い段階で覚えたスクルトは、強めの雑魚敵戦やカンダタ戦で大いに役立ちます。フィールド呪文も当然カバーしていますが、そんな雑用は勇者に押し付けましょう。アイツ暇そうだし。

・盗賊に転職後は物理/呪文/耐久/補助全て平均並みのオールラウンダーになります。中級呪文が有用なダメージソースとなる中盤では高速呪文アタッカーとして雑魚戦エースになってくれます。MPも高いのでガス欠の心配もありません。盗賊ってレミラーマぐらいしか呪文覚えないのになんでMPこんなに高いんですかね。引き続きムチも使えるので物理攻撃もそれなりにできます。

・後半からはどうしても火力不足。終盤になると耐性付きの最強クラス装備に対応していないことが悩みですが、素の素早さも合わせて守備力はパーティ最大になります。

・終盤の彼女の強みはパーティの誰よりも早く動いてスクルト/バイキルト/賢者の石を使えること。高いMPを若干使いこなせておらず、凍てつく波動を使わないボス戦では手持ち無沙汰気味だったが、まぁ許容範囲です。因みにフィールド呪文も勇者から引き継ぎました。

 

本作は前2作には無かった”プレイヤーの裁量”が用意されているので育成の考え甲斐がありますね。個人的にはやはり勇者の育成失敗感が惜しまれます。