ゲームキャラの名簿帳

遊んだゲームのプレイアブルキャラについて徒然に書き留めていきます。

ポケットモンスター Y

ポケモンZ-A発売記念ということで。

3DSで発売された第6世代ですね。ドット絵が3Dモデルに切り替わったことや、メガシンカが導入されたことが特に印象的でした。

その一方でストーリーは殆ど印象に残っていないという意見も多く見られます。確かに歴代シリーズと比較しても癖がない(≠味がない)かな…とは思います。思うに、”言動が印象に残るキャラ”がいないことがその原因なのではないでしょうか。フラダリさんは容姿こそインパクトが強いですが言動まで記憶している人はあまり多くないのではないでしょうか。

ゲームバランスはジムリ・強敵戦は簡単な一方で、野良トレーナーの手持ち1匹1匹が強い傾向にあります。

 

ウィチタ(フォッコテールナーマフォクシー

♀、炎/超、猛火
Lv50:149/75/91/176/107/143

フォッコ

・XY発表ライブのお披露目で可愛いと持て囃されていたのがもう10年以上前。時が経つのは早いものです…。当時の私は「なんでロコンと完全にキャラ被りする新ポケモン出したんだろう」と冷めた感想を抱いていた事を覚えています。

プラターヌ博士フォッコのような華のある御三家を友人・引っ越してきたばかりの余所者に託すよう言いつけられ、自身はヘイガニを押し付けられたティエルノが不憫でなりません。

・本作から御三家がタイプ一致技を初期習得しており、高めの特攻と素早さを活かして火の粉でガンガン攻めていけます。

・他の手持ちが頼りない虫と雑巾の卵だったので、本来物理耐久は低いのですが、先輩として敵の攻撃を受ける前衛エースを張りました。

テールナー

・特殊技を撃つ時に枝をステッックのように出すモーションが印象的で、「このポケモンは魔女っ娘なんだ」と理解するようになります。

・最初は妙にヒトケモっぽくて好きになれなかったのですが、動いているのを見て好きになりました(ちょろい)。枝をクルクル回す仕草も可愛いのですが、ボールから出てくるときに腕を少し横に曲げて着地するのがあざとすぎますね。

・サイケ光線を覚えて技範囲が広くなったものの、炎技が火の粉据え置きで、レベル20後半から火力不足に悩むことになります。弾ける炎とか頂けませんか…?

マフォクシー

・公式絵は横顔美人なのですが、3Dモデルは棒立ち感が否めませんね…。小顔なので引きの絵で見ると表情が分かりにくく、愛嬌に欠ける印象です。少し半身で立って貰えれば”魔性の女狐”感が出たのかな、と思ったところで「これ小学生も遊ぶゲームだしな…」と気付きました。

・素早さが大幅に向上し、待望の専用技・マジカルフレイムを習得します。まぁC低下の追加効果よりも、威力の高い火炎放射を選ぶことになるのですが。サイコショックも一致で撃てるようになり、順調な強化を遂げたと言えましょう。
シャドーボール/草結びなど技範囲が非常に広いので、多くの相手に弱点を突いて倒すことができます。

 

みやび(コフキムシコフーライビビヨン

♀、虫/飛、複眼
Lv50:155/65/60/129/56/143
コフキムシ

ハクダンの森で入手。ここトキワの森と同じマップなんですよね。

NHK教育の児童向け番組に出てきそうなクソガキ顔をしています。

コフーライ

・温かそうな衣を纏っていますが、紙吹雪みたいな鱗粉をまき散らす様はフケを想起させてあまり気持ちのいいものではありません。

・芋虫→蛹と進化する序盤虫の例に漏れず、コフーライまでの間は当然戦力になりません。蝶や蛾が完全変態ではなく不完全変態なら2段階目が最終進化になるんでしょうけどね。

ビビヨン

・居住地域に応じて羽の文様が異なるという無二の特徴があります。今回私が愛用した紫の個体は日本の国蝶オオムラサキカラーなので気品が高いはずなのですが、日本産はほぼこの色なのでGTS交換界隈では“Japanese Purple”として世界的に嫌悪されていたらしいです。

・Lv12で進化し、序盤としては破格のステータスを誇ります。虫の抵抗/風起こし/サイケ光線といった特殊技を駆使するアタッカーでありながら、痺れ粉/眠り粉も覚えるので補助/捕獲要員も務めました。

・やはりどうしても中盤以降は数値不足が目立ちます。序盤虫の宿命ですね。一応序盤虫の中では高い種族値なんですけど…。

ビビヨンの十八番であり、バタフリー/アゲハント/ガーメイルを亡き者にした「複眼眠り粉→蝶舞→複眼暴風」の極悪コンボの完成が遅いのが難点です。野良トレーナー戦では何ターンも掛けずにサクっとワンパンできる力が求められますし、1回眠らせてもすぐに起きてしまいあえなくワンパンという事態も珍しくありませんでした。ハマれば凶悪なのですが、全くハマらなかったというのが悔やまれます。

 

たまちゃん(ルリリマリルマリルリ

♀、水/妖、力持ち
Lv50:196/112/100/70/100/57

ルリリ

ベイビィポケモン3V固定の本作は、ルリリ系統にとってこれ以上ない追い風。ABDVの個体を採用しました。アクアテールを習得するレベル21までになつき進化してくれるかが懸念でしたが、存外に早く進化してくれたので安心です。

・捕獲直後はタイプ不一致の特殊水技が主力技であることもあり、火力が全く出ません。恩返しを覚えると一転して重火力役に大成します。力持ちは偉大である。

マリル

・進化してステータスの底上げと水技のタイプ一致化が得られましたが、恩返しが不一致になりました。

HGSSで「雑巾の匂いがする」という不名誉な設定を付けられてしまいましたが、やっぱり可愛いです。

・攻撃時にしっぽの球体が光るのはどんな設定の由来なのでしょうか。水中で浮くための油が詰まっている程度だ思っていましたが。

マリルリ

・対戦環境でも“水色の悪魔”の異名を轟かすだけあり、中盤はバランスブレイカー気味です。圧倒的な馬鹿力と高水準の耐久にモノを言わせてあらゆる敵を蹴散らしてくれます。

・足の遅さはストーリーにおいてはネックとなりますが、残飯で耐久を補えるので言うほど欠点にはなりません。トレーナーの手持ちが強い本作では、初手対面が悪くても安易な受け出しが効かない場面も多く、耐久の高いマリルリに1発受けてもらう場面がかなり多かったです。

 

ヤンヤンヤンチャムゴロンダ

♂、闘/悪、型破り
Lv50:161/169/83/78/91/105

ヤンチャム

・今までいそうでいなかったパンダモチ-フ。2等身が悪ガキらしくて可愛いです。キャップのつばを後ろ向きにして被ってそう。

・全体的にステータスが足りていないので相手を選びつつ戦います。正確に言うと、速さと耐久が足りていません。鈍足低耐久が使いにくいのはポケモンの常。

・後述のレックスと技範囲が被っている上にステータスがほぼ劣化なのが悲しいところ。格闘技のタイプ一致で差別化したいです。

・特性・型破りを活かして頑丈の岩・鋼を一撃で突破したいところですが、これらの手合いは軒並み防御が高く、一撃で倒しきれないのが歯痒いです。

ゴロンダ

・パンダに爪入り学生服の喧嘩番長モチーフを加えたデザインの完成度は素晴らしいですね。

・半身で戦う彼の後ろ姿の頼もしさと言ったらありません。倒された時に手を伸ばしてくるのが命乞いっぽくて情けないのも好き。

・進化後も闘・悪技の習得が遅く、ポテンシャルを発揮しきれていない印象です。スカイアッパーがメインって…第3世代のバシャーモじゃないんだから…。無い物ねだりにはなりますが、マッハパンチも欲しかったです。

・情けないことで有名な彼の専用技・捨てゼリフはリーグ戦で少し出番があった程度。素早さに補正を掛けてはいますが、元のS種族値が低いので大して速くないのも使いにくいところ。

 

パラボ(エリキテルエレザード

♂、電/ノ、乾燥肌
Lv50:123/71/69/172/90/155
・一応序盤電気枠に分類されると思われますが、本作は1個目と2個目の間が非常に長いこともあり、序盤感はありません。

・モチーフは哺乳類ではなく爬虫類であり、ノーマルタイプが複合されているなど他の序盤電気とは異なる特徴をしています。

・加入直後は紙耐久が仇となりお荷物です。電気ショック程度では敵を一撃で倒すことは出来ず、返しの1発を耐えられずお陀仏します。

・本来の性能(高速紙耐久アタッカー)と全く嚙み合っていない専用技・パラボラチャージと進化の輝石が手に入ってからは数発耐えられるようになり、幾分まともに戦えるようになりました。

エレザード

・私この子の生態を良く知らなかったのでポケモンwikiで歴代の図鑑紹介文を調べてみたのですが、”電力の生産量”と”脚力”を称賛されている程度でした。電気タイプなんて大方素早いから結構誰でも当てはまりそうですが…。

・進化後は十分な火力を出せるようになった上に、電気タイプとしては珍しく波乗りを覚えるので不利な地/炎を返り討ちに出来るようになりました。そういえば図鑑では「水の上を走れる」と紹介されていました。波乗りの泳法って自由形なんですね。トレーナーをおんぶして波乗りするんでしょうか。安全運転ならなんでもいいんです。

・高い素早さから蜻蛉帰りを打てるので終盤は先発を担当。リーグ戦ではパキラとズミをノーダメ撃破する大金星をあげました(急所を2回出すハプニングがありましたが)。最後っ屁の一致破壊光線も馬鹿にならない超火力でした。

 

レックス(チゴラスガチゴラス

♂、岩/龍、頑丈アゴ
Lv50:144/170/129/72/75/127
チゴラス

・化石博士をフレア団から助けた事で、化石を譲って貰いました。化石を二者択一で選ぶ作品はそこそこ多いですよね。

・加入時点で周りの水準に追いつくほどレベルが高く、同期のヤンチャムの上位互換と言っていいステータスをしています。

ガチゴラス

・待望のティラノサウルスモチーフですが、何かの間違いかと疑うほど地味な性能をしています。600族でも誰も文句言わなかったと思うのですが…。

・昭和の頃に考えられた直立した獣脚類の様にも、それ以降に主流となった背を地面に平行にした格好にも見える立ち方をしており、体には羽毛が生えています。恐竜学の変遷をその身一つで表した秀逸なデザインです。欲を言えばもう少し全長長めにして欲しかった。

・素早さに性格補正と努力値振りをしていたので、それなりの確率で先手を取って高火力を押し付けることができます。

・一応活躍してくれたのですが、「外見に反してHPが低く、特に特殊耐久があまりにも貧弱なため等倍一致程度の特殊技で普通に沈む」「頑丈アゴの適用技が噛み砕くしかない」あともう一声欲しい性能でした。

 

もう一押し二押し欲しい性能の子も何匹かいましたが、全体的にカロス地方感があって気に入っているパーティです。本作はクリア後の強敵みたいな立ち位置のトレーナーもほぼいないので、強さを追求する必要が薄い環境でもありました。