ゲームキャラの名簿帳

遊んだゲームのプレイアブルキャラについて徒然に書き留めていきます。

ファイアーエムブレム 覚醒

私が初めてプレイしたファイアーエムブレムです。存亡が危ぶまれたシリーズを救ったヒット作でありながら、若干軟派な印象を受ける演出が往年のエムブレマーの批判の的となった作品です。私個人としては、本作をライトに楽しめたからこそ他作品にも手を出した事実に間違いないので、思い入れがあります。

ストーリーとしてはまさに王道。イーリス聖王国の王子クロムが、世界を絶望に陥れる邪竜ギムレーに挑む物語です。プレイヤーは彼の軍師・相棒という立場から支える立場にありますが、皮肉にも自らの出自に関わる運命がそれを阻むことになります。

 

難易度はノーマルクラシック。歴代作品と比較すると簡単な難易度らしいですが、初心者なので普通に苦戦しました笑。スキルを5つまで回収できるにも関わらず3つ回収して終わっていますし。また、最初は仲間になるユニットは全員育成するべきものだと思っていたのですが、途中で断念し、選抜メンバーで進めることにしました。以下は終章メンバーになります。

 

クロム(ロード→マスターロード)

・イーリス聖王の名に相応しい絵に描いたような正義漢。登場人物の大半が信者の様に彼を慕っており、若干の恥ずかしさすら感じます。

・カットインで飽きるほど聞く「運命を変えるッ!」の通り、滅亡の運命にある世界を護るため戦い抜きます。「下の世代に悪の後始末を押し付けたくない」という論理も持ち合わせており、私は彼の意見を尊重して子世代をルキナ以外使わない事にしました。

・物理系ステータスがバランスよく伸びます。無限耐用のファルシオンを初期装備していますが、無限耐久と龍特効があるとはいえ“聖剣”に進化するまで流石に弱いので他の剣と間接攻撃系の槍を持たせていました。

・専用スキルの”天空”の性能は凄まじく、計算上は突破不可能な敵も無理やり倒してしまうことが可能です。回復もできるので壁になるときにも役立ちます。ただし魔防は低いので進軍の際は注意が必要です。

・カリスマで味方の命中を上げる+デュアルアタック発動率が高い+支援相手も一通り網羅している、と誰と組ませてもいい働きをしてくれます。

 

ルフレ(戦軍師→神軍師)

・邪竜ギムレーの力を宿した記憶喪失の青年。無口な男性として設定としてキャラクリしました。イベントの度に「…!」みたいなこと喋っててちょっとシュール。

・作中ではクロムに誰よりも信用される軍師として活躍しますが、邪教主ファウダー及び邪龍ギムレーとの因縁が彼の運命を狂わせます。自身の命と引き換えにギムレーを倒しましたが、”仲間の絆は奇跡を起こすぜ理論”で一命を取り留めていたようです。

・物理攻撃はクロムが担当してくれるので序盤に不足していた魔法型で育成。味方が育っていない序盤では一騎当千のポテンシャルを秘めており、強力な魔法で敵を沈めてくれます。個人的には電撃系魔法のイメージです。スマブラでサンソを振っていますが、私のルフレは魔法一辺倒でした。

・終盤は他の味方が育ってくる一方で、物理耐久と命中率の低さが目立ち以前の様な活躍は控えめになります。代わりに味方の全ステータスを盛る七色の叫びを習得し、軍師として周囲を鼓舞する役割を担うようになります。

・ギムレー戦では愛妻サーリャと組み聖書ナーガを浴びせ、有終の美を飾りました。

 

ルキナ(ロード→マスターロード)

・災厄に堕ちた未来から訪れたクロムの娘。スマブラで存在は知ってはいましたが、まさか娘とは知りませんでいた。「運命を変えます!」と父親の口癖までマネして思わず笑ってしまいます。ストーリーに深くかかわる人物であり、身分を明かして以降は第三の主人公として扱われるようになりました。

・初期装備の裏剣ファルシオンは聖剣(笑)とは比較にならない攻撃力を誇り、本人も両親のスキルを引き続いているので優秀です。

・父親よりも耐久力が低く、壁としては不安が残ります。後方からスレンドスピアでプスプス刺すことも多かったです。

・戦いの後の彼女の行方は不明とされており、どうか幸せな人生を送っていて欲しいと願うばかりです。

 

リズ(シスター→バトルシスター)

・天真爛漫なクロムの妹。特に序盤のストーリーは彼女の明るさで持っている所が大きいですね。声優はあすみん。

・シリーズ初挑戦なので「リズちゃんすら死んだら蘇らないの?」と思って試しに倒されてみたら本当に使えなくなって驚き。キャラの死を忠実に死と扱うシビアで諸行無常な世界観を理解することが出来ました。(※その後リセットしてます)

・シスターは修道女と妹を掛けたクラス。「このゲームにはヒーラーという概念が存在する」ということを理解しました。最初は回復魔法を使うことで経験値が入ることに気付かなかったので、どうやってレベルを上げたらいいのか分かりませんでした。

・外見の通り物理耐久力が低く、特に序盤は「いかにリズが敵の攻撃範囲に入らないよう立ち回ることができるか」を意識せざるを得なません。魔防は高いのですが、そもそも魔法敵はさほど多くないので活かしきれませんでした。

・魔力が伸びるので賢者にCCしたかったのですが、流石に名前がしっくりくるバトルシスターを選びました。クリノリンが可愛いですね。斧を持てるようになりますが非力ゆえ火力は出ません。とはいえ半身の斧片手持ちがやけに様になって笑いました。最終的には魔力の高さが活きるボルトアクスが愛用武器に。物騒で可愛い。

 

フレデリク(グレートナイト→パラディングリフォン

・本作の“クロム様第一主義”を象徴する騎士。国家間の戦争/内紛/裏切りが絶えない本作の世界では、君主のカリスマ&スター性を強く国民に印象付けることは強ち的外れではないかもしれません。

・最初期メンバーの1人で、クロムが作戦を練る場面では毎度登場します。個人的にはツーブロックスーツ&タイを思わせるような甲冑のデザインが結構好みだったりする。CVは小野D。初期武器レベルも斧D。

・最初から上級職に就いており、序盤では他の味方より数段階強いお助けキャラ。中盤放置していたら、周りに置いてかれてクソザコになっていました。これにて「FEシリーズにはお助け騎士枠がいる」ということを理解しました。

・グレナイの補正抜きにしても物理耐久は高く、壁として運用できます。一方で魔防は壊滅的です。

・最終クラスに迷った挙句グリフォンに乗せました。折角の物理耐久が弓に怯えてしまうようになるので大失策ですね…。武器も斧しか持てませんし。適当に他兵種でスキルを回収したらグレナイに戻すのが正解だったはず。

 

スミア(ペガサスナイトファルコンナイト

・クロムに想いを寄せるドジっ子乙女。公式、それもゲームのOPムービーで王妃として推されているため想いを成就させました。クロムの妻はそれ則ちルキナの母を意味しており、あの凛とした性格に育てあげた賢母であると伺えます。実際にルキナと買い物に出かけている時のスミアは結構落ち着き払った大人の女性という印象を受けました。

・シリーズお馴染みのペガサスナイト枠。高い機動力を活かして遠くにいる敵に接近して槍でプスリと突く戦法が得意技です。力が低いので一発の威力には期待できませんが、技と早さはピカイチなので2回攻撃が確実に決まります。手槍やショートスピアも使い勝手がよいですね。

・物理耐久がペラペラなので、調子に乗って前線に出てしまうと斧や弓でタコ殴りにされてしまいます。魔防は結構高いです。

・ファルコンに乗り換えた後は、杖が使えるようになるのでリズよりも手広いヒーラーとしても活躍してくれました。ギムレー戦ではクロムを乗せて機動力を高め、デュアルアタックで止めを刺す大金星をあげました。

 

ヴィヴォール(アーチャー→スナイパー)

・表の顔はキザな自称貴族、その正体はロザンヌの領主。屍兵戦でふらりと現れたので最初はモブかと思いました。陳腐なキザキャラ設定も安っぽさに拍車をかけています。

・妻にはもちろん背中がバックリ空いた衣装と異常なドラゴン愛が特徴的な毒舌召使いセルジュさんをお迎えしました。領主としての責任と矜持を捨てた彼の傷を誰よりも知っている女性が相応しいでしょう。

・スナイパーらしく弓による遠距離攻撃が十八番。ペガサスやドラゴンなど飛んでる敵に特効なので出番は結構あります。味方に弓使いは多くなく、ロングボウ/キラーボウ/勇者の弓など高ランクの弓に常に恵まれていることも追い風となっています。実際、印象に反して我が軍随一のMVP獲得回数を誇る男です。

・素のステータスは全体的に低く、近接武器で殴られると即死することはご愛敬…と言いたいところだが、そうともいかないレベルで明確な欠点と言えます。あくまでも後衛に専念。

 

サーリャ(ダークマージ→ソーサラー

・ニッチなオタクにヤンデレ娘枠。会話シーンの立ち絵は目つきが悪くて正直不細工気味ですが、他イラストやフィギュアではクールビューティに描かれています。

・かと思えば全身スケスケタイツのソーサラー衣装を身に纏っており、加えて「軍の中で最もスタイルがいい」と断言されている公式太鼓判のお色気枠。

・一目惚れした主人公に執着しており、折角なので結婚相手に選びました。クロム×スミアと対になる様なカップリングで自分でも気に入りました。EDでは伝説の英雄の妃として神話のトリを飾っています。

・戦闘では魔法攻撃で敵を殲滅する魔法エースとして活躍。魔道士とは異なり守備力が高いのが特徴で、敵の攻撃範囲に入り込んでわざと攻撃を受けてリザイアのHP回復で凌ぐこともできます。リザイアは闇魔道士専用なのでルフレにはできない芸当ですね。中盤はこの戦法で大活躍しており、10~15章あたりはしょっちゅうMVPに選ばれています。

・妙に運が低いのと、闇魔法は命中が低いので、運が悪いとクリティカルを受けて攻撃を外すみたいな事故を起こします。流石にそう簡単に無双させてくれはしませんね。

 

ドニ(村人→戦士→勇者)

・貧しい農村で母親と暮らす少年。故郷のが平和に暮らせる日のためクロムたちの仲間になり、イーリス王国お抱え騎士そっちのけで武勇をあげていきます。

・加入直後の村人時代は、これまで戦闘経験もないからか非常に弱いです。フレデリクやカルムといった物理攻撃力・耐久の高い味方とダブルを組ませて戦うほかありません。

・戦士を経由して勇者に。この頃にはスキル”良成長”によりステータスがメキメキ成長し、他の仲間を圧倒する総合戦闘力を誇るようになります。戦略に困る場面は、「とりあえずドニキを敵陣に送り込んで、敵の自滅を図る」という無茶が余裕で通用するほど。ダメージが入ったとしてもスキル"太陽"で回復することも可能なので止まりません。

 

オリヴィエ(踊り子)

・外伝エピソードで仲間になる踊り子。スケスケな衣装にも関わらず、事あるごとに「は、恥ずかしいですぅ~///」とこぼします。せめてローブとかに着替えなよ。

・夫は同じく外伝出身のドニ。古い童謡の歌詞の話で盛り上がる芋カップルでちょっとお気に入り。これが推しCPというやつですか。

・行動済の味方を再行動させる”踊り”が非常に強力。実質他の全ての味方の性能を兼ね備えていると言っても過言ではありません。

・踊っている時はまわりに桜の花びらのようなエフェクトを散らしながらキレッキレの舞を見せてくれます。早送りにするとよりキレが増して格好いいです。

・剣士を経由して踊り子に復職した頃には十分一人で戦えるぐらいには剣技が成長しました。高い技と素早さを活かした2連続攻撃が強みです。

・耐久面は不安が多く踊り場を誤るとすぐに死にます。

 

アンナ(トリックスター

・世界に同じ顔の人が何人もいるジョーイさんみたいな概念の商人。アンナシスターズを何回か助けることで仲間になります。声と口調が若干おばさん臭いのが気になりますが、年齢不詳です。

・序盤に加入するユニットながら上級職に就いており、目立った欠点もないため非常に頼りになります。

・魔力伸びるのでサンダーソードとの相性が良く、守備力の高いアーマー系も敵ではありません。素早いのでほぼ確実に追撃も決まります。

・中盤までは相対的に耐久力が高い部類に入りますが、後半になるにつれて平均ちょい下になってきます。しかし素早さが高いので鈍重な相手ならひょいひょい避けてくれました。

・スキルで機動力も高くなるので、フィールドを駆け巡り杖で味方を回復したり扉や宝箱の鍵を開錠することも可能。

 

ベルベット(ダグエル→盗賊→ダグエル)

・ケモナーのハートをガッツリつかんで離さないうさ耳お姉さん。ウルトラマンAのルチナクスを黒く塗ったような外見をしています。一応ウサギの類らしいですが、どうみてもドブネズミ。変身中のエコーのかかった声は非常にクールです。

・同胞を人間に殺された故に人間を信じていない…みたいな設定がありますが、クロム様がちょっと説得したら仲間になってくれました。ちょろいもんです。むしろ頑固で偏屈な仲間ぞろいのクロム軍の中ではかなり常識派な印象を受けます。

・攻撃力が高いうえに、ほぼ確実に追撃が決めてくれるエースタッカーです。近接戦しかできないのが玉に瑕。

・耐久・回避にも優れており、ドニに並ぶ壁役として大活躍します。へぼい弓矢はひょいひょい躱すかノーダメージで済むレベル。

・盗賊の鍵開けのスキルを取っておいたのがそこそこ役立ちました。

 

ノノ(マムクートドラゴンナイトマムクート

・裸にガーターベルトと、倫理的にアウトな装いをした御年1000歳を迎えるマクムートの幼女。ロリババアではなく、精神年齢も幼女のようです。ノノが出てくる会話シーンでは、コンプラに引っかかりそうな発言がないかヒヤヒヤしてしまう自分がいました。

・変身後の姿はエメラルドの様に絢爛に輝く飛竜で、非常に美しいです。ブレスの色も体色に似て綺麗です。

・加入直後はあまり強くありませんでしたが、ドラゴンナイトを経由してマクムートに戻った時にはドニ・ベルベットに並ぶエースアタッカーに大成していました。

・遠距離に対応しているのがベルベットとの差別化ポイントです。

 

サイリ(ソードマスター)

・後半での加入ではありますが、事実上ヴァルハルト編の準主人公を務めていたのでスタメン入りさせました。

・本作では珍しく和をモチーフとした容姿をしており、続編白夜王国の布石となっています。一見袴を履いているようですが、少しでも軽装にするためかスリットが入っています。

・フェリア編で仲間になったロンクーと丸被りした性能…というか悲しいかな彼の上位互換です。回避と必殺率に優れ、高水準の技と速さを活かした2連続攻撃+キルソードによる必殺率UP+スキル流星による必殺発動機会の確保の3コンボが非常に強力なので、攻撃性能は元の数値以上となります。

・愛用武器はキルソードですが、ここ1番の勝負では兄の形見・アマツを携えました。間接攻撃も可能です。

・剣使いは間接攻撃ができない宿命だが、兄の形見であるアマツで対応することができます。

 

フラヴィア(勇者→グレートナイト)

・フェリアの東部を治める勇猛果敢な女傑。知り合った時からクロム及びイーリス王国のよき理解者となる姉御肌です。登場してからは基本的にずっと同盟国としてクロムの後援をしてくれているようなのですが、味方ユニットとして使えるようになるのは最終盤になります。

・全体的に高いステータスを活かして勇者からグレードナイトにクラスチェンジさせました。パーティにアーマー系がいないという都合もあります。でもグレナイのコスチュームが似合っていません…。

・勇者&月光で疑似天空みたいな運用ができるのはキャリアパスで得た強みでしたね。

 

バリージオ(ウォーリアー→バーサーカー

・フェリアの西部を治める豪胆な王。最初から最後まで美味しい所を全部搔っ攫う漢。基本的に噛ませ犬なのに一つ一つの台詞が潔くて好感しか抱けません。ただし敵を倒した時の真底嬉しそうな「グワッハッハッ!」は若干下品なのでやめて欲しいです。

・イメージ通りのパワー系クラスを踏んでいくキャリア。

・外見通り他を上回る攻撃力とAランクの斧で敵をなぎ倒します。クリア後はパーティ最強クラスの物理アタッカーといって過言はありません。